2019.05.23 市況分析
終身雇用の終わりと新しい時代の働き方
先日、トヨタ自動車の社長が 「終身雇用を守っていくというのは難しい局面に入ってきた」 という認識を示し、経済界に激震が走ったのは記憶に新しい方も多いのではないかと思います。 その他、経団連の中西会長も「終身雇用は制度疲弊」と述べていますし、 誰もが知ってる大企業が次々にリストラ、早期退職を実行し出しています。 「45歳 リストラ」 とググってみてください。今の大企業の現実が見て取れます。 そう。”終身雇用”は確実に終わりを迎えました。ようこそ新しい世界へ。 この企業構造の変化は、働く人を大きく2つに分ける形になります。 **モロにダメージを受ける人** 仕事で成果を出さず、組織にぶら下がっている人達はリストラの対象となるでしょう。 成果は出さないけど給料はもらう、こういう社員を雇う余裕のある会社はどんどん少なくなります。 いわゆる給料ドロボーが甘えていられる会社はなくなっていくということです。 **ラッキーチャンス到来な人** 一方、スキルや経験のある人、成果を出せる人、ビジネス戦闘力の高い人にとってはチャンス到来です。 人材の流動化が進むことで、自分が望む会社で望む形で働くチャンスが増えるということです。 新卒で入るのは難しいような有名企業に転職や業務委託として働く可能性がどんどん広がっています。 では、自分自身がラッキーチャンスを掴み続ける人になるためにはどうしたら良いのでしょうか? 答えは**成長し続ける**こと。これしかないです。 そのためには、**学び・挑戦し続けること** が大事になってきます。 これまでは、教育を受け、1社のみに勤め、退職を迎える3ステージの時代でしたが これからは、学ぶと働くことが混ざり合いながら続くというマルチステージの時代に入りました。 ちなみに、社会人になってからも学ぶと働くを繰り返すことをリカレント教育と言います。 これからの時代、組織に安定はありません。安定は”個人”に紐づく時代です。 個人で安定というのは、言い換えると、個人が市場に放り出されても様々な企業からオファーが来る状態。 これがこれからの時代の本当の意味での安定ではないでしょうか。 会社に自分の人生の運命や選択を任せるのではなく、成長し自分の力で将来のキャリアを築いていく。 就活においてもそんな考え方が必要になってきている時代です。 だからこそ若い頃の働き方、仕事への向き合い方が非常に重要になってきています。 20代全力で学び、挑戦し、成長できる環境を選択することが、その後の人生への最大で最高の投資と言っても過言ではいと思います。 その観点から考えると、若いうちから裁量権を持ちバリバリ挑戦できるベンチャーという環境は 終身雇用が終わった今の時代のファーストキャリア・セカンドキャリアの選択として大アリなのではないでしょうか。