2019.12.12
志望動機を聞く理由-多様化する時代だからこそ主体性を持ってほしい-
こんにちは。
株式会社WithPetFamilyの採用担当です。
今回は、中途・新卒を問わず、面接の際にどこの企業でも聞かれる「志望動機」についてお話します。
当社でも、面接の際に必ず「志望動機」をお伺いしていますが、志望動機の要否には議論があります。
当社では、「志望動機そのもの」ではなく、「求職者が自分の人生・キャリアに対して主体性を持っているか」という観点で評価をしています。
確固たる自我をもって多様化する社会を生き抜く若者が増えてほしい、と考えているからです。
主な「志望動機が必要ない」立場の方の意見としては、
・みんな同じことを書くから差がつかない
だそうです。
実際にだいたいの方が、「ペット/接客が好きだから」という志望動機ですが、それでも構いません。その先に何を語れるか、を非常に重要視しています。
今、日本の世の中では、勝手に他人から「こうあるべき」と意思や性格を決めつけられることは少なくなってきました。
逆を返すと、このように自由で多様な考え方が良しとされる世の中では、他人から自分の存在を定義される機会が少なくなってきているので、自分で自分をしっかりと定義していく力が求められます。
私は何をしたくて、そのために今これをしている、という意思をしっかりと持ち続けなくては、自分とは何かと悩んでしまったり、自己肯定感がとっても低くなってしまったりします。
学生の間は、家族の中の「弟」とか、学校の中でも「部活のキャプテン」とかはっきりした役割があるタイミングが多いです。
そこから急に世の中に放り出されて「さあ、何を選ぼうが君の事由だ」となるから、何をしていいかわからないのです。だからこそ、当社では「志望動機」を聞きます。
この先何をしたいのか、そこに至るプロセスとして今何を目指しているのか、筋道を立てて考えるきっかけが、学生から社会人になるタイミングで必要だからです。
ぜひ皆さんも
1、自分にとって魅力ある生き方とは何か(遠い未来)
2、そのためにどんな働き方をすべきか(ちょっと先)
3、その働き方はどんなフィールドで実現できるか(1年後)
と逆算してみてください。
理想の未来と現在を結ぶ同一線上に、その会社があれば夢を語って入社したらいいし、その線上にない会社だったら、無理に志望動機をひねり出さずに、夢への線上にある他の会社を受ければいいのです。
皆様の就活と人生に幸多くありますように。
採用担当 倉田