◆自分の力を試したいと転職を決意
親が化粧品通販事業をしており、
子供の頃から親の背中を見て育ってきたため、
いずれは親が経営する企業を引き継ぐのだと考えていました。
会社を知るため、親の会社に入社。
修業といえば聞こえは良いかもしれませんが、
親の仕事ぶりを見ていただけ。
商品管理、社内SE、営業など様々な業務を経験したものの、
裁量は全く与えてもらえず、
一定の枠内でしか働けませんでした。
そんな状況に満足できず「自分の力を試してみたい」と、
大手人材派遣会社への入社を決意しました。
◆全力で働き続け、独立への自信を得る
研修もなく、いきなり配属されたのは赤字続きの支店でした。
現場の雰囲気は最悪。
「何をしても業績は良くならない。努力するのも無駄」、
そんな雰囲気が蔓延していました。
しかし、私はもともと負けず嫌いなタイプ。
本気になって頑張り、成長につなげました。
赤字店舗を再生し、主要支店に異動。
そこで全国トップの実績を挙げることができ、
独立したいという思いが湧いてきました。
◆苦難を乗り越えビジョン経営の大切さに気付く
独立後、ついてきてくれた社員は皆優秀でした。
ただ、当時の私は会社を軌道に乗せるために
目先の利益を追求してばかり。
そのせいか、優秀な仲間が「会社の将来像、方向性が見えない」と
続々と退社する事態に。
会社の成長ビジョンを打ち出さなければ社員はついてきてくれないと
痛感させられましたね。
経営者としてのターニングポイントになったといっても
過言ではありません。
以来、私は「会社のあるべき姿」を思い描き、
社員に提示し理解を得るように努めてきました。
120%成長を続け、今期は売上13億円を達成できたのも
ビジョン経営の重要性に気付かせてもらったおかげだと思っています。
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