昔は、漠然とアナウンサーになることを夢見ていました。
しかし、その世界ではNo.1になれないことを自覚し、
急遽、就職活動を辞めて、留年しました。
短期留学やアジア放浪をしながら、「自分は何がしたいのか?」と考えた結果、
自分の名前が残せる仕事…「起業家だ!」と思ったんですね。馬鹿ですよね…
起業家として成功するためには、“マネジメントスキル”と“営業スキル”が
必須だと考え、人材ビジネスのベンチャー企業であったパソナに入社しました。
パソナで様々な経験を積んだ後、本格的に営業力を磨きたくなり、
営業力に定評のあったリクルートグループに転職。
営業兼コンサルタントとして、多くのお客様に関わることができました。
私は、パソナでもリクルートでも、なぜか営業成績が良かったんです。
特別なことは何もしていないのに「なぜ他の人よりも成績が良いのか?」
と突き詰めると、私は“信頼”を重視しているからなのだと気付きました。
例えば、お客様にお世辞は言わない、役に立たないものを売りつけない。
お客様の前では、営業としてではなく、ひとりの人間として接する。
当たり前のことを徹底しているだけなんですけどね。
ここで、話は突然変わるのですが…。
実は、私は、スマトラ沖地震による大津波の被災経験があります。
濁流に飲まれる中、運良く助けられるという九死に一生の経験をしました。
そこで、異国の見知らぬ人たちと助け合う一方、
自分本位の行動しかとらない日本人を目の当たりにし、
価値観が揺さぶられました。
「一度きりの人生を自分のためだけに生きることはカッコ悪いな」と。
その後、私が先輩やお客様から教えていただいたノウハウを社会に還元し、
「自分自身や仕事に誇りを持つ営業を増やしたい」
「いい物を作っているのに売り方が分からない企業を支援したい」
という想いで、起業に至りました。
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